前立腺マッサージで肛門が自然と濡れるんだけど…これって大丈夫?

前立腺マッサージ

 

Q
前立腺マッサージを続けていたら、最近、肛門が濡れて器具が入りやすくなってきた。
ちょっとヒリヒリするけれど、これアナルの潤滑液?

 

A
直腸が弱っています。

 

かなり前立腺マッサージを続けてやっている証拠でもあるので、しばらくアナル内を休ませ、直腸を平常に戻すようにしてください。

 

肛門が濡れているのは胆汁酸が出ているだけです。

 

前立腺マッサージやアナルオナニー、またはアナルセックスをしている人の中で、稀に肛門や直腸が濡れてヴァギナのようになり、器具やペニスを挿入しやすくなる、という人を見かけます。

 

これはけっして直腸内が分泌液を出しているわけではなく、肛門や直腸を使い過ぎたことによって胆汁酸が出ている可能性があります。

 

胆汁酸とは直腸の上、回腸という部分で分泌される液体で、脂質に付着、栄養素と一緒に再び腸内へ吸収されるという、特殊な役割を担った分泌液ですが、腸内が弱ってくると分泌した胆汁酸を再び吸収することができず、そのまま直腸内に流れてしまいます。

 

酸とついているように酸性が強いので、胆汁酸が直腸内を流れると腸壁を溶かし、直腸炎を引き起こしてしまいます。

 

体調が悪い時、下痢などをして肛門がヒリヒリすることがありますよね。

 

脂肪がなく薄い皮膚の下にはわずかな筋肉と、密集した神経がある肛門だけに、水便と一緒に流れてくる胆汁が刺激を与え、神経がピリピリと痛むのです。

 

前立腺マッサージやアナルプレイのハードプレーヤーになると肛門がかなり拡張しており、排便も緩くなってきます。パンツを汚すこともあるのですが、その際、パンツに黄色い染みが多くなってきたら胆汁が流れ出てきている証拠となります。

 

本来ならば、肛門がヒリヒリするはずなのですが、肛門が拡張されているゆえに、器具やペニスが簡単に入ってしまうと考えられます。

 

放置しておくと直腸内に強い痛みを覚え、七転八倒の苦しみとなります。

 

もっともこの痛み、直腸を助けるための痛みで、そのまま胆汁を流し続けるとやがて直腸をえぐり、やがてそこに穴が空きます。

 

これが腸穿孔ですね。腸穿孔は緊急手術が必要で、間に合わない場合、命を落とすこともあります。

 

アナルが濡れて器具やペニスが挿入しやすくなった、などと喜んでいるうちに症状は進行していきます。

 

激しく傷まないうちに泌尿科に行き、治療を受けてください。

 

また胆汁酸は極度の疲労や風邪などの症状からも再吸収されず、直腸に流れることもあります。

 

体調が弱っている時は前立腺マッサージを控えるようにしましょう。

 

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