肛門(アナル)のほぐし方 ※前立腺マッサージ
前立腺マッサージの準備段階で、浣腸やアナル洗浄の次に大切なのが肛門をほぐすことです。
この肛門ほぐしを十分に行わないで、指や前立腺マッサージグッズを無理に挿入してしまうと、
肛門や直腸壁に痛みを覚え、快感を味わうことなく挫折してしまう人が多いので、快感を得るためにも肛門ほぐしはしっかりと行いましょう。
肛門ほぐしの方法は入念に行うなら身体を温めることから始めます。
湯を張った浴槽に入り、肛門付近をたっぷり温めると、その後のほぐし方もラクになります。
とくに冬場は寒いところで前立腺マッサージを行おうとしても、太ももやお尻など脂肪率の高いところは、表面が冷たくなって肌の伸びも悪くなるので、温めることは必須条件となります。
お風呂に入れない状況の場合は携帯カイロなどをタオルに包み、肛門に当てて温める方法が効果的です。
次に指を使って肛門をほぐしますが、事前にローションと指サックやコンドームを用意しておきます。
浣腸やアナル洗浄をきちんと行った後でも指に雑菌がつく可能性はありますし、逆に肛門や直腸壁を傷つけることがあるので、できるだけスムーズな挿入を可能にするためにも、ローションと指をカバーするアイテムは必需品です。
指にサックやコンドームを装着、たっぷりとローションを塗り、続いて肛門にもローションを塗ります。
肛門(アナル)ほぐしのコツについて
冬場などはローションが冷たく感じて肛門が締まってしまうので、肛門温度よりもやや高め37〜39℃程度まで温かくしておくと、肛門ほぐしも快適な前戯になります。
肛門は基本的に指でほぐします。
周囲を指で軽く押したり揉んだりしながら柔らかくしていき、十分にほぐれたと感じたら指を挿入します。
いきなり最初から人差し指や中指など太い指を挿入せず、小指や薬指など細い指から始めるようにしましょう。
挿入が難しい場合、大きく息を吐いて全身を弛緩させた瞬間に差し込むとスルッと入ります。
肛門への指挿入が難しい理由は肛門ほぐしを十分に行わないという物的な原因の他に、精神的原因があります。
肛門は挿入するための器官ではなく、固形化した老廃物(要するに大便ですね)を排泄する器官であるという固定観念があることから、指、またはグッズを入れようとすると気持ちが肛門を閉じてしまうのです。
これは緊張から起きる現象なので、できるだけ身体をリラックスさせることによって解消できます。
ただし、指を入れてほぐす際、肛門に痛みを覚えたらすぐに中止、次回まで時間を開けるくらいの慎重な気持ちを持つようにしましょう。